こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
美味しさにトコトンこだわり、抜群の食いつきを実現したキャットフード「シーバ」。
美味しさにこだわっているようですが、実際に使用している原材料や成分はどうなっているのでしょうか?原材料や成分からシーバはどのようなキャットフードなのか判断したいと思います。
また、後半には実際に購入してみてどうだったのか、購入者さんの口コミを紹介します。
マースジャパンが販売している「シーバ」って?
商品名 | シーバ・デュオ(香りのまぐろ味セレクション) |
---|---|
種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 309円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/成猫用 |
内容量 | 240g |
生産国 | カナダ |
備考 | 特になし |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 素材
- ふっくら
- 新鮮な美味しさ
素材から独自の厳しい基準で品質と美味しさにこだわっています。また、猫の口に合わせるように、ふっくらに仕上げています。素材からこだわり、ふっくらにすることで、愛猫の食いつきにかなり期待できそうです。
小分けに使いきりサイズとなっています。生ものであるキャットフードをいつでも新鮮な状態で食べさせてあげられるのはうれしいですね。
シーバの対応年齢は成猫用となっていました。ただ特徴を見る限りでは、特に成猫用に合わせて何か工夫しているわけではなさそうです。
原材料と成分を徹底分析!
特徴ではかなり美味しさにこだわっているようでしたが、どのような原材料を使っているのか確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
肉類(チキンミール、豚副産物、チキンエキス、ささみエキス等)、穀類(とうもろこし、米、小麦)、油脂類、ビール酵母、魚介類(ズワイガニエキス、まぐろエキス、ほたてエキス、たいエキス等)、チーズパウダー、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、I、K、Mn、Na、Zn)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、着色料(酸化鉄)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)
次に保証成分をチェック!
タンパク質:30.0%以上、脂質:17.0%以上、粗繊維:5.0%以下、灰分:10.0%以下、水分:12.0%以下、エネルギー:405kcal
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
シーバの原材料と成分は安全なキャットフードとして6つの条件をクリアできているのか確認していきます。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
使われている添加物「着色料」の「酸化鉄」は過剰摂取しなければ猫ちゃんの健康には影響はありません。しかし、猫ちゃんにとって全くの不要です。ただ、飼い主さんに美味しく見せるためだけなので危険とさせて頂きました。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
主原料に肉類が使われているのは評価できます。しかし、肉類はミール系など低品質なものが多く使われていました。ミールには羽やトサカなど栄養価の無い副産物が混ぜられている可能性があります。アレルギーの原因にもなるので、できるかぎり避けたいところ。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
主原料に肉類が使われていますが肉類の品質は良いとはいえません。なので、栄養価にそこまで期待はできません。
ダイエットができるか成分を見てみると「405」と平均よりも高めになっていました。むしろ、量を調節し、運動をしっかりと行わなければ太る可能性があります。
3.「穀物類」への対応は?
使用している穀類は「トウモロコシ、米、小麦」でした。猫は肉食動物のため胃腸が短く、穀類の消化は得意ではありません。量が多ければ下痢や嘔吐の消化不良になる可能性があります。
また、トウモロコシと小麦は穀類の中でもアレルギーを引き起こしやすいものなので注意が必要です。使用している量、種類ともに残念な対応でした。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
公式サイトで何か病気への対策がされているのか調べたところ、特にしているとは記載されていませんでした。
ちなみに別で販売されている「シーバデュオプラス」という商品には「ヘアボールクリア」と「オーラルケア」があります。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
使用している油は「油脂類」とだけ表記されているだけで、何を使っているのか分かりません。これでは安全か危険かどうかも判断できません。
安全か危険かも分からないようなものを管理人としては愛猫に与えたくないので赤文字(危険)とさせていただきました。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
ヒューマングレードの原材料を使用しているか、公式サイトを確認してみました。独自の厳しい基準をクリアした原材料を使っているとのこと。品質は高いといえませんが、悪くはないかもしれません。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
公式サイトを確認してみたところ、独自の厳しい基準で検査を行っていると記載がされていました。品質チェックは行われています。
しかし、工場について具体的に記載されていませんでした。工場での品質管理や衛生面に不安が残ります。
【結論】シーバを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「シーバ」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
---|---|
添加物(無添加) | D |
主原料の品質(栄養価) | E |
穀物対策(病気予防) | E |
油(脂肪分) | E |
ヒューマングレード | E |
製造前チェック(安全性) | C |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:E
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「シーバ」を総合評価してみた結果「E」だということがわかりました。使用している魚類の品質は悪くないのですが、不安な原材料と不明な部分が多いなと思いました。
肉類や魚類などキャットフードの重要な部分に「等」と他に何を使っているのか分からない曖昧な表記がされ、信用が出来ません。また、分かっている部分の品質が良いといえる原材料でもないので「等」の部分の品質は尚更、期待しないほうがよさそうです。
特に気をつけて欲しいのが穀類によるアレルギーを気をつけて欲しいです。特にアレルギー引き起こしやすいのが2つ使用されているので注意してください。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際にキャットフード「シーバ」を購入してみて、食いつきや体調面など良かったのか確認してみましょう。
数匹おり、体質的に合わず、嘔吐した。まず粒が大きいのが気になる。大型、外国猫用かもしれない。コマーシャルほど、猫には人気ない。
<口コミ&評判 ユーザー1>
猫により好き嫌いが激しく、好む子と好まない子とが出て、なかなか難しいものです。
<口コミ&評判 ユーザー2>
うちは好きなものだけをちょっとつまみ食いするわがまま猫で、嫌いなものにはいっさい手をつけない困り者です。食欲がないときは、出したものに手をつけずに1日、2日とすごしますが、こちらが心配になって、根負けして出すのがこのシーバです。これだけは絶対に食べてくれます。
<口コミ&評判 ユーザー3>
2匹のネコが飽きずに食べてくれる抜群のおやつです。これからも購入したいと思います。
<口コミ&評判 ユーザー4>
好みの味のようです。食欲でたように思いました。他のものよりも食いつき良く食べてくれます。
<口コミ&評判 ユーザー5>
食いつきは好みによって差が大きいようです。ただ、猫ちゃんの好みに合えば、飼い主さんも満足するほどの食いつきみたいですね。
体質が合わないせいか。はたまた穀類のせいか嘔吐した猫ちゃんがいるようです。胃腸が弱い猫ちゃんはやめておいたほうが良いかもしれません。
シーバはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
シーバはカロリーが高めになっているので、太るために痩せ気味の猫ちゃんにおすすめします。しかし、嘔吐した猫ちゃんもいますので、太るためにたくさん食べさせるのは気をつけましょう。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「シーバ」の価格は「309円(240g)」でした。
20g12袋入りで一日に2袋40gで計算すると、食事代は「約50円」となります。原材料の品質を考慮すると少し高いように感じます。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
シーバの価格を大手通販サイトで比較をしていきます。購入しようか迷っている方は是非、参考にしていってください。
- amazon ⇒ 309円
- 楽天市場 ⇒ 309円
- ヤフーショッピング ⇒ 309円
結果、大手3サイトで価格の差はありませんでした。もし、購入するとしても買いやすいところで良いと思います。
まとめ
以上、「シーバ」の原材料や成分をまとめてみると、不安な原材料と不明な部分が多いキャットフードだとわかりました。
その結果、残念ながらA~Eの5段階評価中の最低の「E」だと評価しました。
管理人としては、穀類によるアレルギーの可能性や口コミでの嘔吐した子のことも考えると、おすすめできるキャットフードとはいえません。