こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。

健康と安全、美味しさ。この3つにこだわって作られている国産キャットフード「jPスタイル(和の究み)」。

今回はそんなキャットフードの「jPスタイル(和の究み)」を格付けします。成分や原材料、そして実際に愛用されている評判や口コミを徹底調査していきます。商品の広告に書いてあるような良い内容は無視して、その中身や実態を辛口評価していきます。

日清ペットフードが販売する「jPスタイル(和の究み)」って？

主な特徴は以下の「3つ」です。

• お腹の健康維持
• 毛玉の排泄に配慮
• 皮膚・被毛の健康維持

腸内環境を整える有胞子性乳酸菌を配合しています。これは他の乳酸菌に比べて腸にとどまる時間が長く、効果にもかなり期待ができます。

胃の中で毛玉が形成されないように、食物繊維が豊富に含まれたビートパルプが使用されています。猫によくあるトラブルの一つが毛玉なので対策がされているのは非常に助かります。ただ、ビートパルプは搾りかすで栄養価が無いので不安です。

皮膚・被毛の健康維持のために削り節ミールやフィッシュオイルが使われています。皮膚・被毛には魚に含まれている脂肪酸が良いので、効果に期待ができそうです。

原材料と成分を徹底分析！

特徴どおりの効果が期待できるのか「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。

まずは原材料からチェック！

小麦全粒粉、チキンミール、でんぷん、削り節ミール、ビーフオイル、馬鈴薯たんぱく、コーングルテンミール、ビートパルプ、ホミニーフィード、中白糠、粉末セルロース、フィッシュパウダー、フィッシュオイル、小麦粉、イソオリゴ糖、β-グルカン、ユッカ抽出物、有胞子性乳酸菌、ミネラル類（カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素）、フマル酸、アミノ酸類（メチオニン、タウリン）、ビタミン類（A、D、E、K、B1、B2、B6、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、コリン）、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)

次に保証成分をチェック！

粗たん白質30%以上、粗脂肪12%以上、粗繊維5%以下、粗灰分9%以下、水分10%以下、350kcal

安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』

安全なキャットフードとして、どれだけ条件を満たせているか一つ一つ確認してみましょう。

1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか？

危険な香料や着色料は使用されていないので評価できます。また酸化防止に使われているのも「ローズマリー抽出物」と天然由来の成分なので安心です。

添加物による心配はなく与えることができます。

2.主原料は肉類or魚類？品質はいかが？

使用している肉類と魚類で低品質なものは「チキンミール」だけでした。肉類と魚類のなかで、品質の悪いチキンミールが一番多く使われているのが残念です。新鮮なチキンや魚が主原料に使われるのが理想です。

チキンミールとは、加工される段階でトサカや羽など栄養価に期待できない副産物を含んでいる可能性があります。品質の悪いものを与え続けるとアレルギー発症にも繋がるので注意してください。

肥満猫のダイエットにもおすすめ？

穀類には肥満の原因である炭水化物が含まれています。その穀類が主原料に使われているので、炭水化物も多くなっています。そのため、ダイエットは難しく、むしろ運動をしなければ更に太る可能性も考えられます。

3.「穀物類」への対応は？

原材料を見てもらえば分かると思いますが、かなりの種類の穀類が使用されています。その中でも小麦とトウモロコシの副産物(コーングルテンミールとホミニーフィード)はアレルギーを引き起こす可能性があり、避けたいものです。

穀類は消化が難しく、時間のかかる食べ物です。それなのに、たくさんの種類と量が配合されています。この量では胃腸で穀類を上手く消化できず、消化不良になる可能性があります。

猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は？

食物繊維を混ぜることによって「毛玉(ヘアボール)」への配慮がされています。ただ、食物繊維は摂りすぎると便秘になる可能性があります。

正直、原材料を見るかぎり穀類、ビートパルプ、粉末セルロースと食物繊維が多く使われているように思えます。あまり効果に期待はしないほうがいいでしょう。

低マグネシウム設計にすることによって「下部尿路」への配慮もされています。しかし、保証成分にはマグネシウムの含有量が一切表記されていませんでした。効果に期待する前に信用性に欠けます。

4.良質な油(脂肪分)を使用しているか？

使用している油で危険なものはなかったので安心です。そのため、良質な油を使っていると言えます。ただ、できれば「フィッシュオイル」は使用している魚の具体的な名前を表記してほしいところ。

一応、公式ではスケソウダラなどを使っているそうですが、公式サイトまでわざわざ確認する人は少ないので、しっかりと原材料を見て分かるようにしてほしかったです。

5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は？

公式サイトで原材料の品質が良いか確認してみたところ、国産の原料を使用しているということが記載されていました。品質は悪くはないと思いますが、ヒューマングレードではないので、かなり品質が良いともいえません。

6.「製造前の品質チェック」は行っているか？

公式サイトを確認してみたところ、原材料の品質チェックを行っていると記載がされていました。また、工場は品質管理ができている証「ISO規格」の取得をしているそうです。

製造前の品質チェック、工場での品質管理ともにできていると判断します。

【結論】jPスタイル『和の究み』を格付けしてみた結果・・・

それではキャットフード「jPスタイル『和の究み』」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓

その総合評価はずばり・・・

総合評価：D
（Ａ～Ｅの５段階評価）

キャットフード「jPスタイル『和の究み』」を総合評価してみた結果「D」だということがわかりました。安心安全の国産だけあって、工場や品質チェックはしっかりと管理がされていました。

ただ、今回一番評価を下げる原因となったのが「穀類」です。猫にとって相性の悪い穀類が種類と量ともに非常に多く使われていました。量からは消化不良になることが考えられ、種類からはアレルギー発症の可能性があり、非常に残念です。

肉食動物である猫ちゃんにとって肉類が大事になってきます。しかし、使用している肉類は栄養価にあまり期待できない「チキンミール」のみとなっているのも評価を下げました。

みんなの口コミや評判を検証！悪評はあるの？

実際にキャットフード「jPスタイル(和の究み)」を購入した方の口コミをまとめました。購入前の参考にどうぞ。

新パッケージになってから初めての注文です。旧版は子猫のときからローテーションに加えていたのでまあ大丈夫だろうと思っていたのですが、軟便になってしまいました。なぜか食いつきも悪くなってしまったので、残念ですがしばらく出番はなさそうです。

＜口コミ＆評判　ユーザー１＞

うちの猫はこればかり！時々ジェーピースタイルの中の種類を変えて食べています。

＜口コミ＆評判　ユーザー２＞

多頭飼いなので お安いのは助かります。小粒で食い付きは良いです。

＜口コミ＆評判　ユーザー３＞

ペットショップで一食分のサンプルを配布していたのをいただき サンプルは食べてくれたので購入してみたが、ウチの子は食べませんでした。

＜口コミ＆評判　ユーザー４＞

何でも食べるネコなのに、コレだけは、食べなかった。

＜口コミ＆評判　ユーザー５＞

口コミの多くが猫ちゃんの食いつきに関してでした。何でも食べるような子でも食べない、初めは食べたけど次第に食べなくなったなどの声が多く見られました。食いつきは、あまりよくなさそうな印象でした。

体調面では、穀類が消化できなかったのか軟便になった子がいました。与える際には注意が必要です。

1日の価格(コスパ)を計算！楽天やamazon(アマゾン)が最安値？

jPスタイル(和の究み)は皮膚・被毛に良い効果は期待できるので、皮膚・被毛に悩んでいる猫ちゃんにおすすめします。ただ、長期的に食べてアレルギーになる可能性があります。そのため、かなりおすすめ！とはいえません。

販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ？最安値はココでした！

キャットフード「jPスタイル(和の究み)」の価格は「780円」です。(amazonでの価格を参考にしています。)

これを1日あたりの食事代に換算すると「25円」でした。口コミでもありましたが、多頭飼いしている飼い主さんからすると、かなり魅力的な価格ではあります。しかし、怖いぐらいの安さとも同時にいえます。

販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ？最安値はココでした！

キャットフード「jPスタイル『和の究み』」の価格を大手3サイトで比較していきたいと思います(※１kgの価格を比較していきます)

• amazon ⇒ 719円
• 楽天 ⇒ 719円
• ヤフーショッピング ⇒ 719円

３サイトで価格に違いはありませんでした。なので、購入する際は一番買いやすいところで良いと思います。送料は含んでいないので、別で必要になります。

まとめ

キャットフード「jPスタイル『和の究み』」の原材料や成分を分析してみると”健康と安全、美味しさ”の3つにこだわっているそうですが、特にこだわりを感じることはできませんでした。

その結果、残念ながらＡ～Ｅの５段階評価中の「D」だと評価しました。

口コミで食いつきがあまり良くないことが分かりました。好き嫌いがはっきりしている猫ちゃんを飼っているご家庭はやめておいたほうが良いと思います。

管理人としてはアレルギーや消化不良になることも考えられるので、おすすめできるキャットフードとはいえません。気になる方は他のキャットフードと見比べてみても良いと思いますよ。

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