こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
素材そのものの美味しさを閉じ込めるオーブンベイク製法で作られたキャットフード「ロータス」。
素材のそのものの美味しさを閉じ込めているとありますが、肝心の素材は安心して猫に与えることができるものなんでしょうか。
実際に原材料や成分を分析し、安全なキャットフードなのか判断をしたいと思います。また購入した飼い主さんの口コミもまとめますので是非参考にしていってください。
ロータスジャパンが販売する「ロータス」って?
商品名 | ロータス(チキンレシピ・アダルト) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 918円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/成猫用 |
内容量 | 300g |
生産国 | カナダ |
備考 | 1歳~6歳用となっています。 |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 厳選された原材料を使用
- アレルギーに配慮
- オーブンベイク製法
厳選された原材料を使用
ホルモン剤や副産物は使われていない高品質な肉類を使っています。また、肉類をはじめとして玄米などの穀類や、りんごなどの果物、全て人間用レベルのものとなっています。
品質の良い原材料が使われているので栄養価にも期待できます。
アレルギーに配慮
「小麦とトウモロコシ」の穀類や「ラムとチキン」の肉類の副産物など、アレルギーの原因となるものは使っておりません。
最もアレルギーを引き起こしやすい小麦とトウモロコシが使われていないので安心して与えることができそうです
オーブンベイク製法
手間ひまかけたオーブンベイク製法にすることによって栄養吸収がされやすいまま残ります。また成分が凝縮されるので与える量が少なく済み、食いつきをよくするので香料やふりかけなども必要としません。
栄養価があっても食べなくては意味がないので、食いつきをよくしてくるのは助かります。
ロータスの対応年齢は成猫用となっています。活動的でエネルギーを多く消費する成猫期でも、厳選された原材料が使われているので、しっかりと栄養を摂ることができそうです。
原材料と成分を徹底分析!
実際に厳選したという「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
チキン、チキンミール、挽き割り玄米、挽き割り大麦、鶏レバー、エンドウ豆繊維、鶏脂(酸化防止剤としてミックストコフェロール<天然ビタミンE>、クエン酸)、乾燥ビール酵母、天然チキンフレーバー、乾燥全卵、オイルブレンド(大豆オイル、オリーブオイル、サーモンオイル、酸化防止剤としてミックストコフェロール<天然ビタミンE>、クエン酸)、かぼちゃ、りんご、さつまいも、人参、ほうれん草、ブルーベリー、乾燥クランベリー、はまぐり、挽き割りフラックスシード、炭酸カルシウム、海塩、塩化カリウム、タウリン、緑イ貝、チコリ根、ユッカエキス、乾燥ケルプ(海草)、ビタミンC、ビタミンE、硫酸鉄、DL-メチオニン、プロピオン酸亜鉛、酸化亜鉛、マンガンアミノ酸キレート、ナイアシン、銅アミノ酸キレート、葉酸、ビタミンB12、硫酸銅、マンガン酸化物、ビタミンA、ナトリウム亜セレン酸塩、チアミンモノニトレイト(ビタミンB1)、カルシウムパントテン酸塩、リボフラビン(ビタミンB2)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビオチン、ビタミンD3、カルシウムヨウ素酸塩、アシドフィルス菌、ラクティス菌、カセイ菌、ローズマリーエキス
次に保証成分をチェック!
粗タンパク質 35.00%以上,粗脂肪 19.00%以上,粗繊維 3.50%以下、水分 10.00%以下,粗灰分 7.00%以下,タウリン 0.20%以下、オメガ3脂肪酸 0.35%以上,オメガ6脂肪酸 2.50%以上、カルシウム 1.61%,リン 1.25%,マグネシウム 0.13%、ナトリウム 0.41%,ビタミンE 250IU/㎏以上、アスコルビン酸(ビタミンC) 200㎎/㎏以上、382.5kcal/100g
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
分析した原材料と成分は6つの条件をどれだけクリアできているのか一つ一つ確認してみましょう。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
猫の身体に害がある合成保存料や香料は使われていませんでした。酸化防止に使用しているのは自然の成分「ミックストコフェロール、クエン酸」なので安全だといえます。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
主原料に使われているのはチキンでした。猫は野生のときから鳥を捕まえて食べてきたので、食いつきに期待できます。
チキンの次に使われているのは「チキンミール」でした。本来、ミール系は羽やトサカなどの栄養価のない副産物を使っている可能性があり、避けたいものです。しかし特徴でも記載しているとおり副産物は使われていないとのことなので安全だといえます。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
猫にとって大切な、動物性タンパク質を豊富に含んだチキンが主原料に使われています。そのため、主原料の栄養価は高いといえます。
ダイエットはできるのか、カロリーの数値を見てみると「382カロリー」と少し高めになっているので運動がたくさん必要です。そのため、運動ができない肥満猫のダイエットは難しいと思います。
肥満猫になると関節や筋肉への負担はもちろん糖尿病になる可能性があります。糖尿病は飼い主も気づきにくい恐ろしい病気です。そのため、肥満猫はダイエットフードを食べることをおすすめします。
3.「穀物類」への対応は?
原材料の第三位に挽き割り玄米、第四位に挽き割り大麦が使用されていました。玄米と大麦は他の穀類に比べて栄養価は高く、アレルギー発症のリスクが低くなっています。
しかし、肉食の猫にとって栄養価は高くても、時間をかけて消化する穀類は苦手です。量が多ければ、下痢や嘔吐などの消化不良を起こすかもしれません。
また、アレルギー発症のリスクは低くても穀類自体にアレルギーを持っている猫は食べることができないので注意してください。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
ロータスは残念なことに尿路結石や毛球症などの猫がなりやすい病気への対策はされていませんでした。ただ、病気への配慮ではありませんがタウリンや緑イ貝配合による目や心臓、関節の健康への配慮がされていました。
タウリンは猫の体内で生成することのできない必須栄養素のため食事から摂る必要があります。病気への対策にはなりませんが、必須栄養素が含まれていることは評価できます。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
鶏脂とオイルブレンドが使用されていました。鶏脂は食いつきを良くする効果があります。また、普段の生活のためのエネルギー供給もしてくれるため、良質な油だといえます。
オイルブレンドは「大豆オイル・オリーブオイル・サーモンオイル」が混ぜられています。この3つの油は共通して皮膚被毛に良い効果をもたらしてくれます。そのためオイルブレンドも良質だといえます。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
特徴でも記載しましたが使用している原材料全て、人間の食品と同じレベル(ヒューマングレード)となっているので品質は高いと言えます。
低品質なキャットフードではチキンミールや動物性油脂などの粗悪な原料を使われてることがあります。そのため、ヒューマングレードかどうかということが重要になってきます。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
残念ながら品質チェックや、工場での品質管理についての情報がありませんでした。キャットフードはサルモネラ菌による汚染などでリコールされる事件が相次いでいます。
汚染や混入によって健康被害がでている猫もたくさんいるので、原材料の品質チェックや品質管理はしっかりと行っていてほしかったところです。
【結論】ロータスを格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「ロータス」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | B |
主原料の品質(栄養価) | B |
穀物対策(病気予防) | C |
油(脂肪分) | A |
ヒューマングレード | A |
製造前チェック(安全性) | E |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:B
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「ロータス」を総合評価してみた結果「B」だということがわかりました。原材料をまとめてみて、品質は良く、健康に配慮されていましたが不安要素もありました。
Bランクにした理由は「穀類」と「油の使用量」が気になったからです。油は具体的に含まれている量が表記されていないので確実とはいえませんが、使用量が多いように思えました。もし使用量が多ければ胃腸に負担がかかり、下痢を引き起こすので、注意が必要です。
また、猫にとって消化の苦手な穀類が上位に使われているのでお腹が弱い猫は下痢や嘔吐などの消化不良をおこすかもしれません。
目や心臓の健康維持としてタウリン、腸内環境を整えてくれるプロバイオティクスなど健康維持に期待できるものも配合されていましたがBランク止まりでした。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際にキャットフード「ロータス」の食いつきや健康面は良かったのか口コミを見てみましょう。
安全で良さそうなので試しに購入。食いつきはまあまあ。ただ、成猫が食べるには粒が小さすぎるのか、口からポロポロこぼして食べにくそうでした。
<口コミ&評判 ユーザー1>
匂いが少ないのか、我が家の猫は食いつきがいまいちです。粒が小さいので、噛まずに飲み込んだりもしてます。便は軟便になって匂いがややきつめに出てます。
<口コミ&評判 ユーザー2>
いつものと違うのでちょっと食いつきわるいけど、体に良さそうなので続けていこうかと思います。でもかなり小粒なんで、ビックリしました。
<口コミ&評判 ユーザー3>
パッケージが可愛く、こだわりの食材を使っているということで、私は気に入っていますが、当の本ニャンたちは、小粒すぎて食べづらそう。ちょうだいという催促はあるのですが噛まずに飲み込むので、今後はちょっと考えます。
<口コミ&評判 ユーザー4>
開けたてはまあまあ。しかしその後はあまり食いつかない。多少は食べるけど。うちの子のローテには入らなそうだ…。
<口コミ&評判 ユーザー5>
正直食いつきはあまりよくありませんでした。小粒のせいからか噛まずに食べたり、ポロポロこぼしてしまうそうです。そのため、アゴの力が弱い猫は食べづらいかもしれません。
健康面では残念なことに、穀類が原因か軟便になった猫もいました。穀類の消化が苦手な猫は避けるべきです。
ロータスはこんな猫ちゃんにおすすめ!!
ロータスは口が小さくても食べやすい小粒タイプとなっているので、口が小さい猫におすすめです。ただ、食いつきはあまりよくないことが口コミで分かりましたので、好き嫌いが激しい猫はやめておきましょう。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「ロータス」の価格は300g「918円」となっています。
1日辺り50gとして計算すると「153円」となりました。食いつきの悪さと穀類の量を考えると、この価格は家計に優しくありません。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「ロータス」の価格を通販サイトで比較していきたいと思います。(※300gの価格で比較していきます)
- amazon ⇒ 918円
- 楽天 ⇒ 910円
最安値は楽天の「910円」でした。あまり価格に差がないので、送料次第では最安値のサイトが変わるかもしれません。そのため送料を確認してから購入してください。
まとめ
以上、キャットフード「ロータス」の原材料や口コミをまとめてみると、品質はよかったのですが、食いつきはあまりよくないことが分かりました。
その結果、A~Eの5段階評価中の「B」だと評価しました。
管理人としては穀類による消化不良の可能性もあるのであまりおすすめはできません。試すとしても、愛猫は穀類をちゃんと消化できるのか確認してから買うことをおすすめします。
確認方法は今与えているフードの原材料を確認し、穀類の量を見比べてみるのがいいと思います。