こんにちは。キャットフードマイスターの「mika」です。
毎日の食事から猫に多くの活力を供給し、もっと元気にするキャットフード「go!(ゴー)」。
猫を元気にすることを目的としたキャットフードのようですが、どのような原材料を使って元気にするのでしょうか。実際に原材料や成分を確認し、元気になるようなキャットフードなのか判断したいと思います。
グローバルペットニュートリションが販売する「go!(ゴー)」って?
商品名 | go!(グレインフリー・チキンターキー+ダックキャット) |
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種類 | 総合栄養食/ドライフード |
参考価格(税抜) | 5,292円(単品購入時/amazon参考価格) |
対応猫種/年齢 | 全猫種用/全年齢対応 |
内容量 | 1.81kg |
生産国 | カナダ |
備考 | 特になし |
主な特徴は以下の「3つ」です。
- 適正体重を維持
- 免疫維持
- グルテンフリー
適正体重を維持
適正な体重を維持するために高たんぱく、低炭水化物となっています。室内飼いが多い日本の猫は運動不足になりやすく、肥満になる猫が増えています。そのため、適正体重を維持できるのは助かります。
免疫維持
抗酸化成分を配合しているので猫本来の免疫力を維持します。免疫力を維持することによって病気の予防ができますので嬉しいポイントです。
グルテンフリー
小麦やトウモロコシなどのアレルギーの原因になるグルテンは一切不使用となっています。食物アレルギーの原因として多い小麦やトウモロコシが使われていないので安心して与えることができそうです。
go!(ゴー)の対応年齢は全年齢対応となっています。特徴だけで判断すると、全年齢にわたって大切なことができているように思えます。
原材料と成分を徹底分析!
本当に猫が元気になるように配慮されているのか「原材料と成分」を確認してみましょう。原材料と成分で、危険だと判断したものは赤色で表示しています。
まずは原材料からチェック!
チキンミール、チキン生肉、ターキー生肉、ダックミール、ターキーミール、サーモンミール、トラウト生肉、鶏脂肪(ミックストコフェロールで酸化防止)、天然香料(フィッシュ由来)、エンドウ豆、ポテト、乾燥全卵、ポテト粉、タピオカ、サーモン生肉、ダック生肉、サーモン油、カボチャ、リンゴ、ニンジン、バナナ、ブルーベリー、クランベリー、レンズ豆、ブロッコリー、ホウレン草、カッテージチーズ、アルファルファ、スイートポテト、ブラックベリー、パパイヤ、パインアップル、乾燥チコリ根、乾燥ローズマリー、リン酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、DL-メチオニン、タウリン、塩化コリン、乾燥ラクトバチルス・アシドフィルス発酵生成物、乾燥エンテロコッカス・フェシウム発酵生成物、乾燥アスペルギルス・ニガー発酵生成物、乾燥アスペルギルス・オリザエ発酵生成物、ビタミン類(ビタミンAサプリメント、ビタミンD3サプリメント、ビタミンEサプリメント、ナイアシン、イノシトール、L-アスコルビン酸-2-ポリリン酸塩(ビタミンC源)、硝酸チアミン、d-パントテン酸カルシウム、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、βカロテン、葉酸、ビオチン、ビタミンB12サプリメント)、ミネラル類(タンパク質キレート亜鉛、タンパク質キレート鉄、タンパク質キレート銅、酸化亜鉛、タンパク質キレートマンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸第一鉄、酸化マンガン、亜セレン酸ナトリウム)、ユッカシジゲラ抽出物、イースト抽出物
次に保証成分をチェック!
タンパク質 48%以上、脂質 18%以上、粗繊維 1.5%以下、灰分 9%以下、水分 10%以下、リン 1.1%以上、マグネシウム 0.09%以下、タウリン 2,050mg/kg以下、オメガ6脂肪酸 3.1%以上、オメガ3脂肪酸 0.3%以上、4,298kcal/kg
安全なキャットフードを選ぶ『6つの条件』
上記の原材料と成分は安全なキャットフードとして条件を満たせているのか確認していきたいと思います。
1.添加物(保存料・調味料・着色料)なしの100%無添加なのか?
猫の体に悪影響を及ぼす可能性のある人工着色料(赤色○号や青色○号など)や人工保存料(BHA・BHT)など使われていないので安心して与えることができます。
ちなみに香料が使用されていますが、魚由来の天然香料なので安全です。猫は視覚よりも嗅覚で食事を楽しむので食いつきに期待ができます。
2.主原料は肉類or魚類?品質はいかが?
粗悪なキャットフードの原材料でよくみられる「チキンミール」が主原料に使われていました。チキンミールとは粉状に加工したもので、このときに羽や足などの栄養のない副産物が混ぜられている可能性があります。
ただ、公式サイトでそのような副産物は使っていないと記載されていたので品質は大丈夫だと思います。
他にチキンやターキー、ダック、サーモンなど動物性タンパク質が豊富に含まれているのは肉食動物である猫にとって非常に良いことだと言えます。
主原料の栄養価は高い?肥満猫のダイエットにもおすすめ?
主原料にチキンを初めとしたダックやターキーなど肉類が豊富に使用されています。成分表を見てみると猫にとって必須の栄養素であるタンパク質が48%以上含まれているので栄養価は高くなっています。
次にダイエットができるかカロリーを見てみたところ100g辺り「429カロリー」と非常に高くなっていました。そのためダイエットは難しく、反対に運動をしなければ太る可能性があります。
3.「穀物類」への対応は?
特徴ではアレルギーに配慮してグルテンを使用していないと記載されていましたが、穀類自体が使用されていないグレインフリーとなっていました。
そのため穀類アレルギー発症だけではなく、消化不良も起こしにくいのでお腹が弱い猫にも安心して与えることができます。
グルテンフリーとグレインフリーの違い
グルテンとは小麦やライ麦などに含まれるタンパク質の一種で、アレルギーの原因にもなります。
グレインとは穀類を意味します。つまりグレインフリーとは穀類が一切使用していないという意味になります。間違えてしまうことがよくあるので注意してください。
猫がなりやすい病気(尿路結石・ヘアボール)などの対策は?
go!(ゴー)は猫の病気に対して以下の対策がされています。
- グレインフリーによる穀類アレルギーと消化不良への配慮
- クランベリー配合による膀胱炎(ぼうこうえん)の予防
- マグネシウムの含有量を調整することによって尿路結石の形成を抑制
どれも猫によくあるトラブルなので対策がされているのは助かります。ただ、ここまで対策されていると、ヘアボール(毛球症)にも配慮してほしかったですね。
4.良質な油(脂肪分)を使用しているか?
「鶏脂肪」と「サーモン油」が使用されていました。どちらも使用している動物、魚の種類が明確に表記されているので品質に信用性があります。
鶏脂肪は猫の嗜好性を高める効果や普段の活動のエネルギーを供給してくれます。サーモン油はDHA・EPAが含まれているので健康的な皮膚、艶のある被毛になる効果が期待できます。
5.手作り食と同じ高品質な原材料(ヒューマングレード)の使用は?
中国の原料は使用せず、天然素材を使用していると記載されていたので品質は悪くないと思います。ただ、ヒューマングレードの原材料ではないので品質が良いとも言い切れません。
6.「製造前の品質チェック」は行っているか?
品質保証テストを行っているとありましたので、キャットフードでよくある問題の異物混入や菌の発生などの心配はなさそうです。
また、製造している工場はEU(欧州連合)、FDA(アメリカ食品医薬品局)、CFIA(カナダ食品検査庁)の3つに認可されているので衛生面なども安全だといえます。
【結論】go!(ゴー)を格付けしてみた結果・・・
それではキャットフード「go!(ゴー)」の総合評価を発表しましょう。今までの評価が一目でわかるようにこちらの表をご覧ください↓
【条件】 | 【A~Eの5段階評価】 |
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添加物(無添加) | B |
主原料の品質(栄養価) | B |
穀物対策(病気予防) | A |
油(脂肪分) | B |
ヒューマングレード | C |
製造前チェック(安全性) | A |
その総合評価はずばり・・・
総合評価:B
(A~Eの5段階評価)
キャットフード「go!(ゴー)」を総合評価してみた結果「B」だとわかりました。原材料をまとめると、猫の体に優しい配合内容となっていました。
グレインフリーとなっているので穀類によるアレルギーや消化不良の心配はありません。また健康維持に効果が期待できる様々なサプリメントの配合など猫の健康に配慮された良いフードだと思いました。
しかし、カロリーが「429カロリー」と非常に高くなっていることが残念でした。日本で暮らす猫は室内飼いが多く、肥満気味か運動不足の猫が増えています。そのため与えると、さらに太るかもしれませんので注意が必要です。
みんなの口コミや評判を検証!悪評はあるの?
実際にキャットフード「go!(ゴー)」を購入した方の口コミを集めましたので参考に見ていってください。
前回サンプルセットを購入してこれがサンプルで入っていたのですが、食いつき良くグレインフリーで良さそうだったので購入。お高いのでこれのみ継続は難しいですが、ローテーションに加えることにしました。
<口コミ&評判 ユーザー1>
初めて購入しましたが、我が家の猫達は匂いを嗅いだ途端逃げて行ってしまい全く食べてくれないのでゴミ箱行きな感じです大失敗でした
<口コミ&評判 ユーザー2>
粒が小さくて食べにくそうでした。家の子には不人気で、他のフードと混ぜないと食べてくれませんでした。素材は良さそうなのに残念。
<口コミ&評判 ユーザー3>
高齢になってから選り好みが激しくカリカリだけではもうどれも食べなくなっていたのですが、こちら久々のヒット!!よく食べてくれました。
便の調子もすごくいいので買って良かったー☆<口コミ&評判 ユーザー4>
プレミアムフードを何種類も色々と試して、やっと気に入って食べてくれて吐き戻しも無かったフードがこちらのgoでした。チキンターキー、ダックですがサーモン、トラウトなども入っていて香りはお魚系の香り。食いつき良いです。今は消化器サポートに混ぜていますがこれから徐々にこれひとつに変えていこうかなと思っています。このサイズを購入する前に小さなサイズのサンプルがあって気軽にお試し出来たのも無駄にならなくて良かったです。
<口コミ&評判 ユーザー5>
健康面では「吐き戻しがなくなった」や「便の調子が良くなった」など良い効果が出ているようで高評価でした。
ただ食いつきは粒の小ささから、食べやすい猫と食べにくい猫で分かれていました。そのため、愛猫は小さい粒でも食べることができるか確認したほうがよさそうです。
go!(ゴー)はこんな猫ちゃんにおすすめ!!
go!(ゴー)は穀類を一切含んでいないグレインフリーとなっているので穀類アレルギーに悩んでいる猫におすすめです。
しかし、カロリーが高めになっているので、与えすぎないように注意する必要があります。
1日の価格(コスパ)を計算!楽天やamazon(アマゾン)が最安値?
キャットフード「go!(ゴー)」の価格は1.81kg「5292円」でした
これを1日の食事代に計算すると「170円」となりました。価格は正直安くはありませんが、原材料の品質と安全性を考えると悪くないと思います。
販売店は楽天やamazon(アマゾン)がおすすめ?最安値はココでした!
キャットフード「go!(ゴー)」の価格を比較して最安値を見つけたいと思います。(※価格はどちらも1.81kgとなっています)
- amazon ⇒ 5292円
- 楽天 ⇒ 5292円
最安値は大手通販2サイトどちらも「5292円」と差がありませんでした。そのため購入するのは一番買いやすいサイトで良いと思います。
まとめ
以上「go!(ゴー)」の原材料や成分を分析してみると、カロリーに不安は残りますが、品質の良い原材料を使ったグレインフリーのキャットフードだと分かりました。
その結果、A~Eの5段階評価中の「B」だと評価しました。
- 小粒が苦手
- 肥満気味
- 運動不足
上記3つのうちどれかに当てはまる猫にはおすすめできません。どれも当てはまっていなければ一度試してみても良いと思います。
もし、愛猫が気に入ったとしても価格が高いので、毎日与えるよりローテーションの一つとしておすすめします。